トラ「PS5のオンラインがカクカクする…」「ラグがひどくて勝てない!」──そんな悩みを抱えていませんか?
この記事で分かること|auひかり×PS5でオンラインが遅い原因と対策
- PS5で通信が遅くなる主な原因(回線・設定・機器別)を特定できる
- auひかりでラグを改善する具体的な設定方法(DNS/有線LAN/IPv6など)を学べる
- ゲーマー向けの最適なネット環境構築のポイントがわかる
この記事では、auひかりでPS5オンラインが遅い・ラグが発生する原因と、すぐにできる改善策を解説します。 通信設定やルーターの最適化で、快適なオンライン対戦を実現しましょう。
第1章|PS5でauひかりが遅くなる主な原因



最近PS5のオンラインゲームをしてると、動きが遅くなったりラグがひどくなるんだよね。auひかり使ってるけど、何が悪いんだろう?



PS5のオンライン通信が遅い原因は、回線自体よりも設定や接続方式にあることが多いです。ここでは、主な原因を5つに分けて解説します。
① 無線(Wi-Fi)接続による遅延
PS5をWi-Fiで接続している場合、壁・距離・他の電波との干渉によって通信が不安定になります。 特にオンライン対戦では、わずかな遅延でもプレイに大きな影響を与えます。
- ルーターが古い(11ac未満)と通信速度が制限される
- 2.4GHz帯は干渉が多く、ラグやパケットロスが発生しやすい
- PS5とルーターの距離が遠いと信号が弱くなる
✅ ポイント:ゲーム用途なら有線LAN接続が最も安定します。LANケーブルは「CAT6A以上」を選びましょう。
② IPv4通信による混雑
auひかりはIPv6(IPoE)通信に対応していますが、ルーターが古い・設定が無効になっていると、混雑しやすいIPv4で接続されてしまいます。 夜間などの混雑時間帯にラグが発生する場合は、IPv6対応設定が有効かを確認しましょう。
- ルーターがIPv6非対応だと、混雑経路(IPv4)を使用
- 設定画面で「IPv6有効」になっているかチェック
- 非対応ルーターは買い替えで即改善することも
③ NATタイプの制限(接続モードの違い)
PS5のオンライン通信は「NATタイプ」によって安定性が変わります。 NATタイプが「3(制限あり)」になっていると、他プレイヤーと接続できない・通信が遅いといった問題が起きやすくなります。
- PS5設定 → ネットワーク → 接続状況 → NATタイプを確認
- NATタイプ1または2が理想
- ポート開放設定(UPnP)を有効にすると改善される場合も
⚠ 注意:セキュリティソフトやルーター設定によって自動でブロックされていることもあります。
④ ルーターやLANケーブルの規格が古い
通信環境のボトルネックは、意外と「周辺機器の古さ」にあることが多いです。 特にLANケーブルやルーターが古い規格のままだと、PS5の性能を最大限に発揮できません。
- LANケーブル:CAT5e以下は速度制限の原因に
- ルーター:Wi-Fi6(11ax)対応機種が理想
- 中継機を経由しすぎると遅延の原因になる
⑤ 回線プランが実際の利用環境に合っていない
マンションタイプの一部では、VDSL方式(電話線を利用)になっており、速度が最大100Mbpsに制限されます。 PS5など高通信量のゲームをプレイする場合は、この方式がボトルネックになることがあります。
- 契約プランがVDSL方式の場合は変更を検討
- 光配線方式(最大1Gbps)なら安定した通信が可能
- 物件が光配線方式対応かどうかを確認する
第2章|PS5でauひかりを快適に使うための改善策5選



原因は分かったけど、実際にどうやって改善すればいい?ゲーム中にカクつくのは本当にストレスで…。



大丈夫。設定を少し見直すだけで、PS5のオンライン環境はかなり安定します。ここではすぐに実践できる5つの改善策を紹介します。
① 有線LANで接続する(Wi-FiではなくLANケーブル)
PS5のラグを解消する最も効果的な方法は、Wi-Fiではなく有線LANで接続することです。 有線接続なら、電波干渉や距離の影響を受けず、安定した通信が可能です。
- LANケーブルは「CAT6A」以上を使用
- 長さは最短距離で、途中にハブを挟まない
- PS5本体のLANポートに直接接続する
✅ ポイント:ケーブルの質は通信速度に直結します。古いケーブル(CAT5など)は買い替えを。
② IPv6(IPoE)通信を有効化する
PS5が混雑する時間帯にラグを感じるなら、IPv6通信を有効にしましょう。 auひかりは標準でIPv6対応ですが、ルーター設定でオフになっている場合もあります。
- ルーターの管理画面で「IPv6設定」をONに
- プロバイダがIPv6 IPoE対応か確認
- PS5のネットワーク設定で「自動接続」に設定
✅ ポイント:IPv6通信は、オンラインゲームで最も重要な“安定性”を確保します。
③ NATタイプを開放(タイプ2推奨)
PS5のNATタイプが「3」だと通信制限がかかり、オンライン対戦で不具合が発生します。 理想は「タイプ2(オープン)」です。ルーターのUPnP機能を有効化することで改善できます。
- ルーター設定 → 「UPnP」をON
- 必要に応じてポート開放を手動で設定
- PS5の接続テストで「NATタイプ2」になっているか確認
⚠ 注意:ルーターによっては設定項目の名称が異なります。メーカーの公式マニュアルを確認しましょう。
④ DNSサーバーを手動設定する
自動DNSのままだと、混雑しているサーバーを経由して遅くなることがあります。 Google Public DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)やCloudflare(1.1.1.1)に変更すると改善されることがあります。
- PS5設定 → ネットワーク → 設定 → DNS設定を「手動」に
- プライマリDNS:8.8.8.8
- セカンダリDNS:8.8.4.4
✅ ポイント:DNS変更は手軽にできる高速化方法。特に夜間帯の遅延に効果的です。
⑤ ルーターの位置と設定を最適化する
Wi-Fi接続を使う場合は、ルーターの設置場所を見直すことが重要です。 また、QoS(通信優先設定)を利用すればPS5通信を優先できます。
- ルーターは床置きではなく高い位置に設置
- 電子レンジやBluetooth機器から離す
- QoS設定で「PS5」を通信優先に設定
✅ ポイント:ルーターの位置・設定・機種を見直すだけでも、Ping値が5〜10ms改善するケースがあります。
第3章|PS5で快適プレイを実現する通信設定と最適環境



設定を変えたら少し良くなったけど、まだときどきカクつくんだよね…。完璧に安定させるにはどうすれば?



PS5の通信設定をもう少し最適化すれば、かなり安定します。ここではオンラインゲームに最適な設定方法と環境づくりを紹介します。
① PS5のネットワーク設定を最適化する
まずはPS5本体側の設定を見直しましょう。デフォルトのままだと、環境によっては通信が不安定になることがあります。 DNSやMTUを手動で設定することで、遅延を抑えられる場合があります。
- 設定 → ネットワーク → 設定 → インターネット接続を設定
- 接続方法:有線LAN(またはWi-Fi)
- DNS設定:手動(プライマリ8.8.8.8/セカンダリ8.8.4.4)
- MTU設定:手動 → 1473に設定
- プロキシサーバー:使用しない
✅ ポイント:MTU値を下げると通信の安定性が上がる傾向があります。ラグ対策に有効です。
② QoS(通信優先設定)でPS5を優先する
家族が動画を見たりスマホで通信していると、帯域が分散してゲーム通信が不安定になります。 ルーターのQoS機能を使えば、PS5通信を優先して割り当てられます。
- ルーター設定画面で「QoS設定」をONにする
- 対象デバイスにPS5を選択
- 通信優先度を「高」または「最高」に設定
⚠ 注意:一部の古いルーターにはQoSが搭載されていません。最新機種への買い替えも検討を。
③ Wi-Fi利用時は5GHz帯を使う
Wi-Fiでプレイする場合は、必ず5GHz帯を選びましょう。 2.4GHzは干渉が多く、Ping値や応答速度が不安定になりやすいです。
- SSIDに「_5G」などの表記がある方を選択
- 壁越しで電波が弱い場合は中継機を設置
- ルーターのアンテナを縦向きに調整すると感度UP
✅ ポイント:オンラインゲームは“電波よりケーブル”。 Wi-Fiでの安定性に限界を感じたら、すぐに有線接続へ切り替えましょう。
④ NATタイプを改善してマッチングを安定化
PS5では「NATタイプ2(オープン)」が理想です。 タイプ3(制限あり)だとフレンドとの通信が不安定になり、オンラインマッチングも失敗しやすくなります。
- ルーター設定で「UPnP」をONに
- 必要に応じてPS5のポート開放を設定
- 接続テストで「NATタイプ2」になっているか確認
⑤ PS5のアップデートとキャッシュクリアを定期実施
本体やゲームのアップデートを怠ると、最適化が進まず動作が重くなることがあります。 また、長時間起動しっぱなしだとキャッシュが溜まり、通信に悪影響を及ぼすことも。
- PS5本体ソフトウェアを常に最新版に
- 不要なアプリやダウンロードを停止
- 月1回は再起動してキャッシュをリセット
✅ ポイント:通信が重くなったら「再起動+アップデート」で解決するケースも多いです。
第4章|PS5での通信速度・Ping値を改善する実践テクニック



設定をいろいろ試してみたけど、まだ「ラグが完全に消えない」って感じなんだよね。もう少し速くできる方法はある?



はい。実はPS5の通信は、設定以外にも「数値的な最適化」で改善できるんです。ここではPing値・速度を上げる実践的なテクニックを紹介します。
① DNS設定を見直して応答時間を短縮する
DNSサーバーは、インターネットの“住所録”のようなものです。 混雑したサーバーを利用していると、通信の反応が遅れることがあります。 Google Public DNSやCloudflare DNSに変更すると、応答速度(Ping)が向上する場合があります。
以下の設定を参考に、PS5でDNSを手動変更してみましょう。
| 項目 | 設定内容 | 推奨DNS | 備考 |
|---|---|---|---|
| プライマリDNS | 手動設定 | 8.8.8.8(Google) | 高速で安定。多くのゲーマーが使用 |
| セカンダリDNS | 手動設定 | 1.1.1.1(Cloudflare) | セキュリティが高く遅延が少ない |
| 設定方法 | PS5設定 → ネットワーク → 設定 → DNS設定 | — | 「手動」を選んで入力する |
✅ ポイント:DNSを変更するだけで、Ping値が10〜20ms改善するケースもあります。特に夜間帯で効果が出やすいです。
② MTU値を調整して通信効率を最適化する
MTU(Maximum Transmission Unit)は、1回で送信できるデータ量を示します。 標準値(1500)のままだと、回線環境によっては遅延が生じることがあります。 PS5では「1473」前後に設定するのが安定しやすい傾向です。
| 設定項目 | 推奨値 | 設定箇所 | 効果 |
|---|---|---|---|
| MTU設定 | 1473(または1450〜1490) | PS5設定 → ネットワーク → 詳細設定 | パケット再送の回数が減り、Pingが安定 |
| 自動設定 | オフ | — | 環境によって不安定になることがある |
| 通信方式 | IPv6(IPoE) | ルーター設定画面 | 混雑を回避し、遅延を軽減 |
✅ ポイント:MTUは「大きすぎても小さすぎても」効率が下がるため、1473前後を目安にしましょう。
③ Ping値を測定して通信品質を可視化する
PS5の「ネットワーク接続診断」や外部測定サイトを使えば、現在のPing値やダウンロード速度を確認できます。 数値が大きいほど遅延が発生していることを意味します。
| 測定項目 | 理想値 | ゲームへの影響 | 対策の方向性 |
|---|---|---|---|
| Ping値 | 〜30ms | 非常に快適。FPS・格闘ゲームでも安定 | 問題なし |
| Ping値 | 30〜60ms | やや遅延。反応がワンテンポ遅れる | 有線化・IPv6有効化 |
| Ping値 | 60ms以上 | ラグが顕著。オンライン対戦に影響大 | ルーター更新・DNS変更・MTU調整 |
⚠ 注意:速度よりもPing値(応答時間)の方がオンラインゲームでは重要です。Pingが低いほど「操作と画面の反応差」が少なくなります。
④ 回線プラン・配線方式を見直す
マンションタイプのVDSL方式(電話線利用)は、理論値100Mbpsと速度上限が低めです。 オンラインゲームを快適にするには、光配線方式(最大1Gbps)への変更がおすすめです。
| 配線方式 | 最大速度 | 特徴 | PS5向け評価 |
|---|---|---|---|
| VDSL方式 | 100Mbps | 電話線を利用。混雑時に速度低下しやすい | △(遅延発生のリスク高) |
| 光配線方式 | 1Gbps | 部屋まで光ファイバーが直結。速度安定 | ◎(ゲーマーに最適) |
⑤ 定期的にルーターのリセットと速度計測を行う
どんなに高性能なルーターでも、長時間稼働するとキャッシュが溜まり通信が不安定になります。 週1回の再起動で、内部処理をリセットし安定性を維持できます。
- 電源をOFF → 30秒待機 → 再度ON
- Fast.comやSpeedtestで速度をチェック
- 異常が続く場合はLANケーブル・配線を確認
✅ ポイント:ルーターは消耗品です。5年以上使っている場合は、最新モデル(Wi-Fi6対応)への買い替えを検討しましょう。
第5章|PS5ユーザーが選ぶべき最適なauひかり環境とまとめ



ここまで設定を変えたら、かなり快適になったよ!ただ、今後も安定して遊ぶにはどんな環境を整えればいい?



それなら、回線プランやルーター環境も含めて最適化しておくと安心です。この章では、PS5×auひかりで最高のオンライン環境を維持するポイントをまとめます。
① PS5におすすめの通信環境まとめ
| 項目 | 推奨内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 回線方式 | 光配線方式(1Gbps) | VDSLよりも高速・安定でPingが低い |
| 接続方法 | 有線LAN(CAT6A以上) | 無線よりもラグが少なく安定性抜群 |
| ルーター規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応 | 混雑耐性が強く、通信効率が良い |
| 通信設定 | DNS:8.8.8.8/1.1.1.1 MTU:1473 |
遅延軽減・パケットロス防止に効果的 |
| 優先設定 | QoSでPS5通信を優先化 | 家庭内の他通信よりもPS5を優先できる |
✅ ポイント:「光配線方式 × 有線LAN × Wi-Fi 6対応ルーター」の組み合わせが、オンラインゲーマーにとって最強の構成です。
② auひかりのプランを見直して通信品質を底上げ
通信が遅い最大の原因は、マンションのVDSL配線による速度制限です。 もし可能であれば、建物の管理会社に相談して「光配線方式」へ切り替えましょう。
③ 快適なオンライン環境を維持するためのルーター選び
PS5に最適なルーターを選ぶには、通信規格とCPU性能をチェックしましょう。特にWi-Fi 6対応ルーターは、複数同時接続でも安定しやすく、Ping値の変動も少ないです。
| ルーター機種 | 対応規格 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| BUFFALO WSR-5400AX6S | Wi-Fi 6(11ax) | 価格と性能のバランス◎、家庭用に最適 | ★★★★★ |
| NEC Aterm WX4200HP | Wi-Fi 6(11ax) | 高速CPU搭載でゲーミング向き | ★★★★☆ |
| ASUS RT-AX3000 | Wi-Fi 6(11ax) | Ping安定性が高く、PS5用として定番 | ★★★★☆ |
✅ ポイント:5年以上前のルーターは通信規格が古く、PS5の性能を活かせません。買い替えで体感速度が2倍以上になることもあります。
④ 本記事の重要ポイントまとめ
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 原因 | VDSL配線・Wi-Fi干渉・DNS遅延・ルーター老朽化 |
| 改善策 | DNS変更・MTU調整・有線化・IPv6対応・ルーター更新 |
| 理想環境 | 光配線方式 × 有線LAN × Wi-Fi 6対応ルーター |
| Ping値目安 | 30ms以下:非常に快適/60ms以上:改善推奨 |
auひかりはもともと高品質な回線ですが、家庭内の設定次第で「快適さ」が大きく変わります。 今回紹介した対策を実践すれば、PS5でのオンライン体験が格段に向上します。
読んでくれてありがとうございました。今後もみなさまのお役に立てる記事を書いていきます。よろしくお願いします。










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