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auひかりを導入するには管理会社の承諾が必要?断られた場合の対処法まで解説

auひかりの建物登録の仕組みや、申し込みから登録完了までの具体的な手順をわかりやすく解説した内容。
チャ

「auひかりを契約したいのに、管理会社に“工事はNGです”と言われた…」そんな経験はありませんか?

トラ

実は、建物の構造や配線設備によっては、管理会社の承諾が必要になるケースがあります。 この記事では、管理会社の許可が必要な条件や、断られた場合の代替策までを具体的に解説します。

目次

この記事で分かること|auひかり導入時の「管理会社承諾」が必要なケースと回避策

  • どんな建物で管理会社の承諾が必要になるのか
  • 許可を得るための正しい伝え方・書類の準備方法
  • 承諾を断られたときの代替プランとトラブル回避策

この記事を読めば、管理会社への説明がスムーズになり、auひかりの導入を断られにくくする方法が分かります。 また、承諾が得られなかった場合に選ぶべき他回線についても紹介します。

第1章|auひかりで管理会社の承諾が必要な理由

チャ

auひかりって、どうして管理会社の承諾が必要になるの?他のネット回線では聞いたことがないんだけど。

トラ

いい質問だね。auひかりは光ファイバーを建物の共用部分や壁の中に通す工事を行うことがあるんだ。 そのため、建物の所有者である管理会社や大家さんの許可が必要になるケースがあるんだよ。

1. 建物の共用部分を利用する工事だから

光回線工事では、建物内の「共用スペース」にケーブルを引き込む場合があります。 具体的には以下のような箇所です。

  • 配電盤やMDF(回線分岐装置)
  • 電線管や配管ルート
  • 廊下や天井裏などの共用通路

これらは建物全体の共有設備にあたるため、管理会社または所有者の許可がないと施工できないのです。

ポイント:特にマンションやアパートでは、管理組合の承認が必要になるケースもあります。個人の判断だけでは工事を進められない点に注意しましょう。

2. 既存の配線設備に影響を与える可能性がある

auひかりでは、既存の電話線や他社回線設備と同じ配管を通す場合があります。 その際、他の入居者の回線に影響する恐れがあるため、工事前に建物全体の状況を確認する必要があるのです。

影響の可能性がある箇所説明
電話線・LANケーブル既存の配線に干渉する可能性あり
分電盤・MDFルーム共有スペースへの立ち入りが必要
外壁・通気口穴あけや配線固定で外観に影響

注意:一軒家(戸建てタイプ)でも、建売・借家・社宅など所有者が異なる場合は承諾が必要になることがあります。 契約者が借主の場合、必ず大家・オーナーの了承を得てから工事を依頼しましょう。

3. auひかり独自の配線方式(光配線/VDSL)による違い

auひかりでは、建物の構造によって配線方式が異なります。 そのため、「どのタイプの工事を行うか」によって、管理会社の承諾が必要かどうかが変わります。

配線方式承諾の要否特徴
光配線方式(FTTH)必要(壁内工事あり)光ファイバーを直接部屋まで引く高品質タイプ
VDSL方式不要(既設電話線使用)建物内の電話線を利用してネット接続
LAN方式原則不要LAN配線済み物件では工事不要

ポイント:「光配線方式」は通信速度が速く安定しますが、壁や天井への施工を伴うため承諾必須です。 一方、「VDSL」「LAN方式」は既存設備を利用するため、許可なしでも導入できる場合があります。

👉 auひかりマンションタイプVとGの違い|通信方式と速度比較
配線方式ごとの速度や導入条件については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

第2章|承諾が必要な建物タイプの見分け方

チャ

どんな建物だと管理会社の許可が必要になるの?自分のマンションがどのタイプなのか分からなくて。

トラ

簡単に言うと、建物の構造と配線設備の有無によって決まるよ。特に、築年数が古い建物や配線方式がVDSLのマンションでは、管理会社の承諾が必要になるケースが多いんだ。

1. 建物の構造による違い

建物の構造によって、工事の難易度と管理会社の関与度が大きく変わります。以下の表で比較してみましょう。

建物タイプ承諾の要否理由
マンション(VDSL配線)必要共用部に回線を通すため、管理会社の許可が必要
マンション(光配線方式)必要部屋まで光ファイバーを引き込むため壁や天井への施工が発生
マンション(LAN配線方式)不要既存LANケーブルを利用するため追加工事が不要
戸建て(持ち家)不要自分が所有者のため承諾不要
戸建て(借家)必要外壁や配線ルートを変更するため大家の許可が必要

ポイント:「持ち家以外」では、ほとんどのケースで許可が必要になります。特に集合住宅では共用設備を扱うため、建物管理者やオーナーとの連携が不可欠です。

2. 提供エリア・建物登録の状態でも承諾が変わる

もう1つの見分け方は、「その建物がauひかりの登録物件かどうか」です。 auひかりの提供エリア検索で住所を入力した際に、以下のようなパターンが出た場合は注意しましょう。

検索結果の表示意味承諾の要否
「提供可能です」建物が登録済み・承諾不要不要
「建物登録が必要です」管理会社の承諾を得て登録手続きが必要必要
「提供不可(エリア外)」建物や地域が未対応別回線を検討

注意:「建物登録が必要です」と出た場合、管理会社の承諾がなければ登録が進められません。 この状態のまま申し込んでも、開通工事の日程は確定しないので注意が必要です。

3. 確認方法:自分の建物がどのタイプかを調べる手順

  • auひかりの公式サイトで住所を入力し「提供可否」を確認
  • 「建物登録が必要」と出たら、管理会社に工事可否を問い合わせる
  • 既に他の光回線(フレッツ光など)が入っていれば、共用管路を流用できる場合もある

ポイント:建物登録が必要な場合でも、登録手続き自体は無料です。管理会社が許可すれば、KDDI側で建物情報を追加登録してくれます。

👉 auひかりの建物登録とは?申し込みから登録完了までの手順を解説
建物登録の流れや必要書類については、こちらの記事で詳しく説明しています。

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第3章|承諾が必要な工事内容の種類と注意点

チャ

承諾が必要なのは分かったけど、実際どんな工事のときに必要になるの?ちょっとイメージがつかないんだよね。

トラ

いいところに気づいたね。管理会社の承諾が求められるのは、建物の共用部分や外観に影響する工事が関係する場合だよ。つまり、「見た目や構造を変える可能性がある施工」はすべて許可が必要なんだ。

1. 壁・天井・外壁の穴あけ工事

光回線の導入では、屋外から屋内へ光ファイバーケーブルを通すため、外壁または窓枠部分に小さな穴を開けることがあります。 この作業は建物の外観を損ねる可能性があるため、管理会社の明示的な許可が必要です。

  • 外壁に直径1cm程度の穴を開けてケーブルを通す
  • 既存の通気口やエアコンダクトを利用することもある
  • 施工後はパテ処理で防水・断熱を確保

ポイント:最近では「穴あけ不要工法(既存配管利用)」も増えています。外壁に傷をつけずに導入できるケースもあるため、工事前にKDDIや提携業者に相談しましょう。

2. 共用配管・MDF(電話回線分岐装置)を利用する場合

マンションタイプのauひかりでは、建物内にある「MDF室(Main Distribution Frame)」と呼ばれる共用設備を使って配線を分岐します。 この設備は全入居者で共有しているため、管理会社の許可なしでは作業が行えません。

工事箇所内容承諾の要否
MDF室(共用設備)建物全体の配線を分岐する場所必要(立入許可)
共用配管(電話線ルート)既存ケーブルと併用する場合あり必要(共用物の利用)
個人宅内(専有部分)LAN・ONU・ルーター設置不要

注意:MDF室の鍵は管理会社や管理人が所持しているため、工事当日は必ず立ち会いが必要です。 鍵の開閉手配を忘れると、工事が延期になることもあります。

3. 配線経路や外観を変更する場合

既存の配線ルートにケーブルが通らない場合、建物の壁や床の内部に新しい経路を作ることがあります。 この場合は建物の構造そのものに影響するため、管理会社・オーナー・建築管理者の3者確認が必要です。

  • 壁内や天井裏にケーブルを新設する
  • 屋外に配線モールを取り付ける
  • 電源コンセントの新設を伴う場合も

ポイント:モール配線で済む場合は、見た目への影響が少ないため承諾がスムーズに得られます。 逆に壁の内部にケーブルを通す場合は、構造上の制限が多く、許可が出ないこともあります。

4. 工事立ち会い時のトラブルを防ぐコツ

  • 工事当日までに管理会社へ立ち会い日時を連絡
  • 業者名と担当者を明示しておく(KDDI/協力会社)
  • 工事内容を写真で共有しておくとトラブル防止に◎

注意:管理会社が「共用部分の施工はNG」と判断した場合、当日現場で工事が中止になることもあります。 その際の再訪費用(例:3,000〜5,000円)は利用者負担になることがあるため、事前確認を徹底しましょう。

👉 auひかり工事の承諾が必要なケースと注意点まとめ
より詳しい承諾パターン別の対応例は、こちらの記事でも紹介しています。

第4章|管理会社に承諾をもらうための具体的な手順

チャ

承諾が必要なのはわかったけど、実際にどうやって管理会社にお願いすればいいの?電話で言えば済むのかな?

トラ

それも方法のひとつだけど、より確実なのは書面またはメールで正式に依頼することだよ。工事の内容や施工箇所が明確であれば、管理会社も判断しやすくなるんだ。

1. 管理会社に承諾を取るまでの流れ

以下は、実際に管理会社へ承諾をもらうための一般的な流れです。

ステップ内容ポイント
① 管理会社に連絡auひかりを契約したい旨を伝える「KDDIによる光回線工事」と明示する
② 工事概要の資料を提出KDDIまたは提携業者から送られる図面・案内を共有施工箇所・配線方法・期間を明記
③ 管理会社がオーナーに確認物件所有者の承諾が必要な場合も回答までに1〜2週間かかることもある
④ 承諾書をKDDIへ提出管理会社の署名・押印をもらうメール送付でも可(PDF・画像形式)
⑤ 工事日を調整承諾書確認後に開通工事日を決定立ち会い者(管理人・契約者)を指定

ポイント:口頭での許可だけだと、後日「聞いていない」とトラブルになることがあります。必ずメールや文書で証拠を残すようにしましょう。

2. 管理会社へ依頼する際の文例(テンプレート)

以下のテンプレートを使えば、スムーズに承諾依頼を行えます。

件名:auひかり回線工事の実施に関するご確認

◯◯管理会社 ご担当者様

お世話になっております。◯◯マンション◯号室の◯◯(契約者名)です。

このたび、自宅で「auひかり(KDDI)」のインターネット回線を新規導入したく、工事実施の可否についてご確認させていただきたくご連絡いたしました。

施工内容:光回線引き込み工事(屋内外配線)
施工業者:KDDI株式会社(または指定業者)
希望工事日:◯月◯日(調整可能)

共用部の配管および外壁利用を伴う可能性があります。
ご承諾いただける場合は、KDDI指定の「工事承諾書」にご署名をお願い申し上げます。

ご不明点がございましたら、KDDI(0120-22-7777)へ直接お問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

◯◯(氏名)
連絡先:◯◯-◯◯-◯◯
メール:example@example.com

ポイント:施工業者や日程を具体的に書くことで、管理会社側の不安を減らせます。特に「工事内容」「責任者」「期間」は明記しましょう。

3. 承諾書をもらえた後の流れ

  • KDDIまたは提携業者へ承諾書をメールまたはFAXで提出
  • KDDIから「建物登録完了」の連絡を受ける
  • 開通工事日を確定し、当日に立ち会い

注意:承諾書の提出が遅れると、工事日程が自動的に延期になります。申し込みから2週間以内に手続きを完了させるとスムーズです。

👉 auひかりの建物登録とは?申し込みから登録完了までの手順を解説
管理会社の承諾書を提出した後の建物登録ステップについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

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第5章|管理会社に断られたときの主な理由と対処法

チャ

もし管理会社に「工事はできません」って言われたら、もう諦めるしかないの?

トラ

そんなことはないよ。断られる理由の多くは誤解や情報不足によるものだから、正しく説明すれば許可が出るケースも多い。 ここでは、断られたときによくある理由と、状況別の対処法を紹介するね。

1. よくある「承諾拒否」の理由

管理会社やオーナーが工事を断る理由には、次のようなものがあります。

断られる主な理由内容対応策
外壁に穴を開けるから建物の美観を損なうと懸念される「既存の配管利用」で穴あけ不要を提案
共用部分の利用が不安他の入居者への影響を心配しているKDDIが安全基準を守る旨を資料で説明
設備が古くて対応できない配線や管路の老朽化による制限最新方式(G.fast対応)の工事可否を再確認
管理規約で制限がある「外観変更不可」などのルールが存在モール配線など「見た目を変えない方法」を提案
既存回線業者との契約がある建物が別の回線事業者と提携している契約更新時期に合わせて再申請を検討

ポイント:多くの管理会社は「建物を傷つけたくない」「他の住民に迷惑をかけたくない」という意識から慎重になっています。 安全性・非破壊性・短時間施工を具体的に伝えることで、了承を得られるケースが増えます。

2. 承諾が得られなかった場合の選択肢

  • 他社の光回線(フレッツ光・ドコモ光など)を検討
    既に建物内に導入されている場合、承諾不要で利用できるケースがあります。
  • 工事不要タイプ(ホームルーター・モバイルWi-Fi)を利用
    電源を入れるだけで使えるため、承諾を得る必要がありません。
  • 管理会社に「一時的な利用」を提案
    撤去前提の仮設工事なら承諾を得られることもあります。

注意:承諾が得られないまま無断で工事を行うと、原状回復費用や損害賠償が発生する恐れがあります。 「断られた=即終了」ではなく、「別ルートを検討する」方向で考えましょう。

3. 再申請時に効果的なアプローチ方法

  • 工事業者に「非破壊施工」や「配管利用工法」を明記した資料をもらう
  • 「住民負担がない」「短時間で終わる」と具体的に伝える
  • 1度NGでも、時期をおいて再度申請することで承諾が得られることもある

ポイント:管理会社は複数の申請を比較して判断することが多いため、工事内容を正確に提示できる人が有利になります。 KDDIの公式サポート窓口では、管理会社向け説明資料も提供してもらえます。

👉 auひかりがエリア外だったときの対処法|代替回線・乗り換え候補も紹介
もし承諾が得られず開通できなかった場合の代替案は、こちらの記事で詳しくまとめています。

第6章|管理会社の承諾をスムーズに得るためのコツと交渉のポイント

チャ

なるほど。でもやっぱり管理会社って、そう簡単にはOKしてくれないよね…。どうすればスムーズに許可してもらえるんだろう?

トラ

確かに慎重な管理会社も多いけど、伝え方を工夫するだけで通りやすくなることもあるんだよ。ここでは、円滑に承諾を得るための現実的なコツを紹介しよう。

1. 「建物に損傷がない」ことを最初に伝える

管理会社が最も心配するのは、「建物を傷つけないか」「修繕費が発生しないか」という点です。 そのため、最初の連絡時に以下のような説明を添えると安心感を与えられます。

  • 「外壁に穴を開けず、既存の配線経路を利用します」
  • 「作業は1〜2時間程度で完了します」
  • 「KDDI指定の専門業者が施工・原状回復を行います」

ポイント:工事の安全性を具体的に伝えるだけで、承諾率が大きく上がります。 「KDDIによる施工」と明記すると、信頼性を感じてもらいやすいです。

2. 管理会社・オーナー双方にメリットを示す

単に「許可してください」ではなく、建物全体にとってのメリットを伝えるのも効果的です。 特に入居者全体の利便性や物件価値向上に関わる内容は好印象です。

  • 入居者のネット環境が改善し、物件の魅力アップにつながる
  • auひかり導入物件として掲載されることで空室対策にも有利
  • 工事後のトラブル対応はKDDIが直接行うため、管理会社の負担なし

注意:オーナーが高齢・非IT層の場合、「光回線=工事で建物を壊す」と誤解されることもあります。 イラスト付きの施工図やKDDIの公式説明ページを共有すると、理解が早まります。

3. 書面+電話の両方でフォローする

書面を提出したあとに、必ず電話やメールで「補足説明」を入れるのが重要です。 ただ送るだけでは、管理会社の書類の山に埋もれてしまうこともあります。

  • 書面提出後、2〜3日以内に「ご確認いただけましたか?」と連絡
  • 工事の安全性・施工時間・原状回復の流れを再度口頭で説明
  • 不安点を丁寧に聞き取り、「再説明資料」を後日送る

ポイント:「手間をかけさせない」という姿勢が大切です。 管理会社は1日に複数の案件を抱えているため、シンプルな資料+丁寧なフォローが信頼を得るコツになります。

4. 交渉が難航した場合の代替案

どうしても許可が得られない場合は、次のような代替策を検討してみましょう。

  • 工事不要タイプ(UQ WiMAX/SoftBank Airなど)を利用
    → 建物に一切手を加えず、即日開通できる
  • auひかりマンションタイプG/V(電話線利用)を提案
    → 既存設備を利用するため承諾が得られやすい
  • 他社光回線(ドコモ光・ビッグローブ光など)に切り替える
    → 建物が既に他社登録済みの可能性あり

注意:特に「オーナーの承諾NG」で止まっている場合、管理会社だけでは判断できないこともあります。 その際は、auひかりサポート窓口(0120-22-7777)に相談し、KDDIから直接説明してもらうのも有効です。

👉 【地方対応】auひかりで工事不要プランはある?引っ越し先でも使える?
どうしても承諾が得られない場合におすすめの「工事不要プラン」は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

最後まで読んでくれてありがとうございました。
今後もみなさまのお役に立てる記事を書いていきます。よろしくお願いします。

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