セン「固定電話はもう使わない時代?」──そう思っていませんか?実は、auひかり電話なら月額550円で高品質な通話が使えるうえ、ビジネス利用にも最適なんです。
この記事で分かること|auひかり電話の料金・設定・評判をわかりやすく解説【月額550円の光電話サービス】
- auひかり電話の基本料金・通話料・初期費用・工事内容など、サービスの全体像が分かる
- 他社(ドコモ光電話・ソフトバンク光電話)との料金・品質比較と、お得な選び方を理解できる
- 番号引き継ぎ(番号ポータビリティ)や設定手順、通話品質・評判までをまとめて確認できる
この記事を読めば、「auひかり電話は本当にお得なのか?」を明確に判断できます。 固定電話の維持費を抑えたい方、通話品質を重視する方、またはビジネス利用を検討している方に向けて、 料金・設定・トラブル対処法までを総合的に解説します。
第1章:auひかり電話サービスとは?(基本概要)



auひかりって「ひかり電話サービス」も使えるんだよね? 普通の固定電話とどう違うの?



そうだよ。auひかりの「ひかり電話サービス」は、光ファイバー回線を使った固定電話サービスなんだ。 アナログ回線とは違って、ネット回線経由で通話を行うから、通話品質が高く料金も安いのが特徴なんだよ。
auひかり電話サービスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | auひかり電話サービス(ホーム電話/マンション電話) |
| 提供元 | KDDI株式会社 |
| 提供エリア | 全国(auひかり提供エリア内) |
| 基本料金 | 月額550円(税込) |
| 通話料金 | 固定電話宛:8.8円/3分、携帯宛:17.6円/1分 |
| 主な機能 | ナンバーディスプレイ、転送、迷惑電話ブロックなど |
| 契約条件 | auひかりネット契約者のみ利用可能 |
✅ ポイント: auひかり電話は、従来のNTT加入電話に代わる形で利用できるIP電話サービス。 月額550円という低コストで、一般電話と同じように「市外局番つきの電話番号」が使えます。
どんな人に人気のサービス?
- 在宅ワークで固定番号が必要な人
- 自宅にFAXを使いたい人
- 高齢の家族との通話に安定性を求める人
- ネットと電話をまとめて節約したい人
⚠ 注意: auひかり電話は、ネット契約と同時に申し込みが必要な場合があります。 あとから追加する場合は、別途工事や設定変更が発生するケースもあるので注意しましょう。
従来の固定電話との違い
| 項目 | auひかり電話 | NTT加入電話 |
|---|---|---|
| 回線の種類 | 光ファイバー回線(IP電話) | 銅線回線(アナログ電話) |
| 基本料金 | 550円/月 | 1,760円前後/月 |
| 通話品質 | クリアでノイズが少ない | 天候や回線状況に左右される |
| 電話番号 | 「03」「06」などの市外局番対応 | 同様に市外局番付き |
| 通話料金 | 全国一律料金(8.8円/3分) | 距離別課金制 |
| FAX利用 | ○(一部制限あり) | ○(制限なし) |
| 災害時の通話 | 電源が必要(停電時不可) | 停電時でも通話可能 |
✅ ポイント: 光電話のデメリットは「停電時に使えない」ことですが、 それを補って余りある通話コストの安さと安定した品質が魅力です。
光電話の仕組みを簡単に解説
auひかり電話は、音声データをインターネット回線を通して送受信します。 「IP電話」と呼ばれる技術で、通常の通話よりもデータ効率が高く、クリアな音声で会話できるのが特徴です。
具体的には、自宅のモデム(ホームゲートウェイ:HGW)に電話機を接続するだけで、 従来の固定電話と同じように使えるようになります。



見た目も使い勝手も普通の電話とほとんど変わらないんだね。



そうそう。しかもauひかりを契約していれば、 別でNTTの電話回線を引く必要がないから回線コストを一気に下げられるのが大きなメリットなんだ。
✅ まとめ: auひかり電話サービスは、家庭用・ビジネス用のどちらにも対応できるコスパの良い光電話。 次章では、その料金体系を詳しく見ていきましょう。
第2章:ひかり電話の料金体系(基本料・通話料・オプション)



auひかり電話って、実際どれくらいの料金で使えるの?普通の固定電話より安いの?



もちろん安いよ。基本料も通話料も、NTTの固定電話の約3分の1程度なんだ。 特に「auひかり」をすでに契約しているなら、追加コストをかなり抑えられるんだ。
基本料金と通話料の内訳
| 項目 | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 基本使用料 | 550円/月 | ひかり電話の基本利用料。auひかりネット契約が必要。 |
| 通話料(固定電話宛) | 8.8円/3分 | 全国一律料金(距離に関係なし) |
| 通話料(携帯電話宛) | 17.6円/1分 | 時間帯・距離に関係なく一定 |
| 通話料(国際電話) | 例:アメリカ 9円/1分 | 海外への通話も低料金で利用可 |
| ナンバーディスプレイ | 440円/月 | 発信者番号を表示するオプション |
| 迷惑電話ブロック | 220円/月 | 特定番号・非通知の着信を制限 |
| 転送電話サービス | 550円/月 | 外出中のスマホや別回線へ転送可能 |
| 3者通話サービス | 220円/月 | 同時に3人で通話できる機能 |
✅ ポイント: auひかり電話は、基本料金がわずか550円と格安。 さらに通話料も全国一律で、遠距離でもコストが変わらないのが大きな魅力です。
料金イメージ(月間利用シミュレーション)
例えば、固定電話宛に月60分、携帯宛に月30分通話した場合の料金は以下の通りです。
| 利用内容 | 単価 | 利用時間 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 固定電話宛 | 8.8円/3分 | 60分(20通話) | 約176円 |
| 携帯電話宛 | 17.6円/1分 | 30分 | 528円 |
| 基本料金 | 550円/月 | ― | 550円 |
| 合計(月額) | ― | 約1,254円 | |
NTT加入電話の平均月額(約2,500円)と比べると、 ひかり電話にするだけで月1,200円ほど安くなる計算です。
オプション機能の人気ランキング
- 1位:ナンバーディスプレイ(440円)
→ 不在時の着信管理や迷惑電話対策に便利。 - 2位:迷惑電話ブロック(220円)
→ 高齢者世帯での導入率が高い。 - 3位:転送サービス(550円)
→ ビジネスや在宅勤務の人に人気。
✅ ポイント: 必要な機能だけを追加できるので、無駄なオプション費用を抑えられます。 ビジネス利用の場合は、ナンバーディスプレイ+転送のセットがおすすめです。
auひかり電話の「まとめトーク」特典
auひかり電話を契約していると、「まとめトーク」という無料通話特典が使えます。 これは、同一auひかり契約者間の通話料が無料になる特典で、家族間の通話が多い人にはとてもお得です。
- 対象: auひかり電話同士の通話
- 特典内容: 通話料無料(24時間)
- 条件: 同じauひかり電話契約間での発信
⚠ 注意: 「まとめトーク」は自動適用ではありません。申し込み時にオプション選択が必要なので、忘れずにチェックしておきましょう。
✅ まとめ: auひかり電話は、月550円で利用できる格安固定電話。 通話料も全国一律でわかりやすく、オプション機能を組み合わせることで家庭にもビジネスにも柔軟に対応できます。
第3章:初期費用・工事費・必要機器について



auひかり電話って、開通するのに工事や機器の準備が必要なの?



うん、多少の初期設定は必要だよ。ただし、ネットの開通工事と同時にやってもらえるから、別の日に立ち会う必要はほとんどないんだ。 しかも、基本工事費はキャンペーンで無料になることが多いんだよ。
初期費用の内訳
| 項目 | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 初回契約時に一度だけ必要 |
| 工事費(通常) | 3,300円 | ネット回線と同時工事で無料になる場合が多い |
| 電話機・配線工事 | 0〜3,300円 | 自宅配線環境により異なる |
| ホームゲートウェイ(HGW)レンタル料 | 550円/月 | Wi-Fi機能+電話機能を兼ねた機器 |
✅ ポイント: auひかり電話の初期費用は非常にシンプル。 インターネットと同時契約することで工事費が実質無料になるケースが多く、初期負担は最小限です。
必要機器:ホームゲートウェイ(HGW)とは?
auひかり電話を利用するには、「ホームゲートウェイ(HGW)」という機器が必要です。 これは、インターネットと電話の信号を変換する装置で、ひかり電話の中枢となる重要な機器です。
| 機器名 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| ホームゲートウェイ(HGW) | ネット・電話の接続を制御 | auからレンタル(550円/月) |
| ONU(光回線終端装置) | 光信号をデジタル信号に変換 | ネット契約時に同時設置 |
| 電話機 | 通話用端末 | 一般家庭用のアナログ電話機でOK |
⚠ 注意: HGWはauひかり専用の機器で、他社回線や市販ルーターでは代用できません。 また、電源を切ると電話も使えなくなるため、常時通電が必要です。
工事の流れ(ネットと同時申し込みの場合)
- auひかりの申し込み時に「ひかり電話を追加」オプションを選択
- 開通工事日にネットと同時に宅内工事
- ホームゲートウェイを設置
- 電話機をHGWに接続して完了
✅ ポイント: 工事自体は30〜60分程度で完了します。 また、ひかり電話を後から追加する場合でも、宅内に光回線があれば配線工事のみで済むことが多いです。
開通までの目安期間
auひかりの申し込みから開通までの期間は、平均で2〜3週間程度。 戸建てタイプの場合は屋外工事を伴うことがあるため、1ヶ月前後かかるケースもあります。
⚠ 注意: 繁忙期(2〜4月)は申し込みが集中し、開通が遅くなる傾向があります。 早めに申し込むことで、引っ越し時期や開通待ちを避けられます。
初期設定後の注意点
- HGWの電源を抜くと電話が使えなくなる
- HGWはインターネットと電話を共有しているため、Wi-Fi設定を変更する際は注意
- 停電時は電話が利用できない(災害時の非常連絡には携帯を使用)
✅ まとめ: auひかり電話の初期費用は3,300円前後で、キャンペーンで工事費無料になることがほとんど。 専用のホームゲートウェイを接続するだけで、簡単に高品質な固定電話が利用できます。
第4章:他社ひかり電話(ドコモ光電話・ソフトバンク光電話)との比較



auひかりの電話が安くて使いやすいのは分かったけど、他社のひかり電話と比べるとどうなの?



いい質問だね。実はドコモ光やソフトバンク光も似たようなひかり電話サービスを提供しているんだ。 でも、比べてみると料金や品質に結構違いがあるんだよ。
主要3社のひかり電話比較表
| 項目 | auひかり電話 | ドコモ光電話 | ソフトバンク光電話(おうちのでんわ) |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 550円/月 | 550円/月(タイプA) | 550円/月 |
| 通話料(固定電話宛) | 8.8円/3分 | 8.8円/3分 | 8.8円/3分 |
| 通話料(携帯宛) | 17.6円/1分 | 17.6円/1分 | 17.6円/1分 |
| 工事費 | 3,300円(同時開通で無料) | 2,200円(タイプによる) | 3,300円(同時開通で無料) |
| 対応エリア | 全国(auひかり提供エリア) | 全国(フレッツ光網) | 全国(フレッツ光網) |
| 回線タイプ | 独自回線(KDDI) | NTTフレッツ系 | NTTフレッツ系 |
| 音声品質 | 非常に安定(独自IP網) | 安定(NTT品質) | 安定(ただし夜間に低下例あり) |
| オプション機能 | ナンバーディスプレイ、転送、迷惑電話ブロックなど | 同様 | 同様 |
| 停電時の利用 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 総合評価 | ★★★★★(速度・安定性◎) | ★★★★☆(全国対応◎) | ★★★☆☆(コスパ◎だが混雑時間帯に弱い) |
✅ ポイント: 3社とも基本料金・通話料はほぼ横並び。 ただし、回線の安定性や音質ではauひかり電話がやや優勢です。
通信品質で比較:独自回線の強み
auひかりは、ドコモ光・ソフトバンク光と異なり、NTTフレッツ網を使わない独自回線。 そのため夜間や週末でも混雑が少なく、音声がクリアで安定しているのが特徴です。
- ドコモ光・ソフトバンク光: NTT網を共有しているため、利用者が多い地域では混雑の影響を受けやすい。
- auひかり: 独自ルートで通信が行われるため、混雑時間帯でも安定。
⚠ 注意: 通信品質は住んでいるエリアやマンション設備により変わります。 ただし、実測調査ではauひかりが平均上り・下りともに高速で、安定しているという結果が多く報告されています。
サポート・設定面の比較
- auひかり: KDDI公式サポート+電話サポートあり。初期設定も同行工事で完結。
- ドコモ光: 設定サポートあり。プロバイダ経由での対応も多くやや複雑。
- ソフトバンク光: 電話・チャットサポート中心。サポート時間が短め。
✅ ポイント: auひかりはKDDI直営のため、トラブル対応が一元化されており、サポート品質が高い点も安心です。
総合比較まとめ
| 評価項目 | auひかり電話 | ドコモ光電話 | ソフトバンク光電話 |
|---|---|---|---|
| 料金の安さ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 音声品質 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 安定性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| サポート対応 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| コスパ総合 | 4.8 / 5.0 | 4.5 / 5.0 | 4.2 / 5.0 |



同じ550円でも、通話の安定感やサポートを考えるとauひかりの方が安心できるね。



そうだね。特にリモートワークやビジネス利用を考えている人には、安定性と音声品質が大事だから、auひかり電話が向いてるよ。 次章では、スマホや携帯との通話料金の違いを詳しく見ていこう。
第5章:スマホ・固定電話との通話料金の違い



auひかり電話って、携帯電話や他の固定電話にかけるときの料金はどうなの? スマホから電話するより安いの?



結論から言うと、固定電話への通話は圧倒的に安いよ。 携帯電話宛の通話も、スマホの標準通話料金よりずっとお得なんだ。 表で見てみると違いがわかりやすいよ。
通話料金の比較(固定電話 vs スマホ)
| 通話先 | auひかり電話 | auスマホ(通常通話) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 固定電話宛 | 8.8円/3分 | 22円/30秒 | 約15分の通話で800円以上差 |
| 携帯電話宛 | 17.6円/1分 | 22円/30秒 | 半額以下 |
| 国際電話(アメリカ) | 9円/1分 | 50円/30秒〜 | 約10分の通話で800円差 |
✅ ポイント: auひかり電話は、スマホの通常発信よりも通話コストが大幅に安いです。 特に固定電話同士の通話は距離に関係なく全国一律で8.8円/3分なので、長時間通話でも安心です。
長電話をする人はauひかり電話が断然お得
家族や取引先など、長時間の通話が多い人にとっては「通話料が固定化されている」ことが大きなメリットです。 通話時間を気にせず話せるので、仕事でもプライベートでも安心して利用できます。
- 固定電話→固定電話:全国どこでも8.8円/3分
- 固定電話→携帯電話:17.6円/1分
- スマホ→固定電話:約22円/30秒(コスパが悪い)
⚠ 注意: スマホの「かけ放題プラン」を契約している場合は、スマホから発信しても料金差が小さくなる場合があります。 ただし、ひかり電話は基本料金が低いため、総合的には固定電話の方がコスパは優れています。
通話パターン別のおすすめ使い分け
| 利用シーン | おすすめ手段 | 理由 |
|---|---|---|
| 家族・親戚などへの長電話 | auひかり電話 | 時間を気にせず話せる・コスパ◎ |
| 外出中の短時間通話 | スマホ(かけ放題) | 利便性重視・緊急時にも対応可 |
| 取引先・仕事関係への発信 | auひかり電話 | 固定番号の信頼性+音質の安定 |
| 海外との通話 | auひかり電話(国際プラン) | 格安料金で高品質通話 |
✅ ポイント: 自宅やオフィスでの長時間通話は「auひかり電話」、外出先では「スマホ」を使い分けるのが最も効率的です。 ビジネスでも家庭でも、固定回線を1本持っておくと通信費を大幅に抑えられます。
国際電話も格安で利用可能
auひかり電話は海外通話も非常にお得です。 主要国への通話料は以下の通りで、他社の国際電話サービスよりも圧倒的に安い水準です。
| 通話先(国) | 通話料金(1分あたり) | 参考(携帯の国際通話) |
|---|---|---|
| アメリカ | 9円 | 約50円 |
| 中国 | 30円 | 約60円 |
| 韓国 | 30円 | 約60円 |
| フランス | 30円 | 約100円 |
| オーストラリア | 30円 | 約90円 |
⚠ 注意: 国際通話を多く利用する場合は、「国際通話サービス登録」が必要です。 登録自体は無料で、My auまたはKDDIお客さまセンター(157)から簡単に設定できます。
✅ まとめ: auひかり電話は、固定電話としての基本料金が安く、通話料金も全国一律で明瞭。 特に固定宛・国際通話ではスマホ通話よりも圧倒的にお得です。 次章では、電話番号をそのまま引き継げる「番号ポータビリティ」の仕組みを詳しく解説します。
第6章:番号ポータビリティ(引き継ぎ)手続きの流れ



今使ってる固定電話の番号、auひかりに乗り換えてもそのまま使えるの?



うん、使えるよ!番号ポータビリティ(番号継続制度)を利用すれば、 NTT加入電話や他社ひかり電話の番号をそのまま引き継げるんだ。 ただし、条件や手続きの順序にはちょっと注意が必要なんだ。
番号ポータビリティ(番号継続)の基本ルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 番号ポータビリティ制度(固定電話) |
| 対象 | NTT加入電話/他社ひかり電話からの乗り換え |
| 利用条件 | 同一住所での契約・同一名義での乗り換え |
| 対応サービス | auひかり電話(ホーム・マンション) |
| 手数料 | 2,200円(税込)前後(NTT側で請求) |
| 手続き所要期間 | 約1〜2週間(回線切替と同時に完了) |
✅ ポイント: 「今の電話番号をそのまま使いたい」という人は、auひかりの申し込み時に番号継続(ナンバーポータビリティ)希望を伝えるだけでOKです。 ただし、元の電話回線を解約してしまうと番号が失効するため、順序を間違えないようにしましょう。
手続きの流れ(NTT加入電話からの乗り換え例)
- ① auひかりを申し込む際に「番号を引き継ぎたい」と伝える
→ 申し込みフォームや電話窓口で「番号ポータビリティ希望」と明記。 - ② KDDI側がNTTへ番号移行の手続きを行う
→ 利用者がNTTに連絡する必要はありません。 - ③ 開通工事日に、番号が自動的にauひかりへ切り替わる
→ 旧回線の停止と同時に、新しい回線で通話可能に。 - ④ 電話機をホームゲートウェイ(HGW)に接続して完了
→ 設定が完了すると、以前の番号で通話ができるようになります。
⚠ 注意: 番号を引き継ぐ場合、NTTの回線を先に解約してはいけません。 番号の移行が完了する前に解約してしまうと、番号そのものが消失してしまいます。
引き継げないケース
- 住所が変わる(別エリアへの引っ越し)
→ 電話番号は地域の市外局番に紐づくため、他県や遠方への移転では継続できません。 - 契約名義が異なる
→ 名義変更手続きを先に済ませる必要があります。 - 一時休止や廃止済みの番号
→ 番号が無効になっている場合は継続できません。
✅ ポイント: 番号を維持したい場合は、同一住所・同一名義・連続契約が基本条件です。 この3点を満たしていれば、スムーズに番号を引き継げます。
他社ひかり電話からの番号移行
フレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光など他社のひかり電話を使っている場合も、 auひかりへの移行時に同じ番号を使うことが可能です。
- ① auひかり申し込み時に「番号移行」を選択
- ② KDDIが現在の回線事業者と番号移行を調整
- ③ 開通工事日に番号切替(自動反映)
⚠ 注意: プロバイダが「光コラボ(NTT回線)」を使っている場合、番号継続ができないケースもあります。 この場合はKDDI公式サポート(0120-22-0077)に確認しておくと安心です。
番号を引き継ぐ際の費用と期間
| 項目 | 金額(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 番号ポータビリティ手数料 | 2,200円 | NTTや他社で発生(KDDI側では無料) |
| 所要期間 | 約10〜14日 | 申し込みから開通まで |
| 工事費 | 同時開通で無料 | 単独申し込み時は3,300円 |
✅ まとめ: auひかり電話なら、現在使っている固定電話番号をそのまま使える。 ただし、先に解約すると番号が失効するため、必ずauひかり開通 → 旧回線解約の順で進めましょう。 次章では、ホームゲートウェイを使った実際の設定手順を詳しく説明します。
第7章:設定方法・接続手順(ホームゲートウェイ設定)



auひかり電話を申し込んだ後って、どうやって電話機をつなぐの?設定が難しそうでちょっと不安なんだけど…。



大丈夫!実は設定はとても簡単なんだ。基本的には「ホームゲートウェイ(HGW)」に電話線をつなぐだけ。 ここでは初期設定から通話確認までを順に説明するね。
準備するもの
- ホームゲートウェイ(KDDIからレンタル)
- 電話機(家庭用固定電話・FAX兼用機も可)
- モジュラーケーブル(電話線)
- 電源コード・LANケーブル(同梱されている)
✅ ポイント: ホームゲートウェイは「回線終端装置(ONU)」と一体型になっていることが多く、 届いた機器を接続すればすぐ使える設計になっています。
接続手順
- ホームゲートウェイの電源を入れる
→ コンセントに差し込み、数分待つと自動で初期化されます。 - 電話機を「TELポート」に接続
→ ホームゲートウェイ背面に「TEL1」「TEL2」の差込口があるので、通常は「TEL1」に接続します。 - ランプを確認
→ 「TEL」ランプが点灯(または緑点滅)していれば接続完了。 - 試しに発信テスト
→ 携帯電話などに電話をかけ、通話できるか確認します。 - 着信テスト
→ 自分の携帯電話から固定番号へ電話をかけて、着信できるか確認します。
⚠ 注意: 「TEL」ランプが点灯しない場合は、回線が開通していないか、設定が完了していない可能性があります。 開通予定日を過ぎている場合は、KDDIサポート(0120-22-0077)へ連絡しましょう。
設定画面での確認方法(応用編)
より詳細な設定や通話履歴の確認をしたい場合は、パソコンやスマホからホームゲートウェイの管理画面にアクセスできます。
- ブラウザのURL欄に
http://192.168.0.1と入力 - ユーザー名「user」、パスワードは本体底面のシールを参照
- ログイン後、「電話設定」タブを開く
- 電話番号・発信履歴・迷惑電話ブロック設定などを確認
✅ ポイント: この設定画面では、着信拒否リストや転送設定、留守番電話機能なども管理できます。 ビジネス利用の際は、ここで機能を細かく調整しておくと便利です。
留守番電話・転送電話などの便利機能
- 留守番電話サービス(330円/月)
→ 不在時の伝言録音をメール転送も可能。 - 割込通話(220円/月)
→ 通話中に別の着信を受けることができる。 - 転送電話サービス(550円/月)
→ 不在時にスマホなどへ自動転送。 - 迷惑電話撃退サービス(660円/月)
→ 登録番号以外の着信をブロックできる。
✅ ポイント: オプションはすべてMy auから簡単に追加・削除できます。 業務用や自宅兼事務所で使う人は、転送や迷惑電話ブロックを設定しておくと安心です。
接続がうまくいかないときのチェックポイント
- 「TEL」ランプが消灯 → 電話線の抜けや機器の電源を確認
- 発信音がしない → 回線工事が完了しているか確認
- 通話ができない → HGWの再起動を試す(電源を切って5分後に再接続)
- 番号が違う相手にかかる → 設定リセット後に再登録
⚠ 注意: HGWをリセットすると設定が初期化されるため、再設定が必要です。 不明点がある場合はKDDI公式サポートまたはマニュアルを参照しましょう。
✅ まとめ: auひかり電話の設定は「つなぐだけ」で完了。 難しい操作は不要で、スマホのような初期設定もありません。 オプション設定や機能拡張もMy auで簡単にできるため、初心者でも安心です。 次章では、実際の通話品質や評判を紹介します。
第8章:通話品質と安定性(実測・評判まとめ)



実際のところ、auひかり電話って音質はどうなの?インターネット回線を使うって聞くと、途切れたり遅延したりしないか不安なんだけど。



その心配はほとんどいらないよ。auひかり電話は「IP電話」だけど、KDDI独自のネットワーク(閉域網)を使ってるから、品質はかなり高い。 一般的なインターネット回線経由のVoIPとは違って、通信が外部ネットを通らない仕組みなんだ。
実測値で見る通話品質
| 項目 | auひかり電話 | 一般的なIP電話 |
|---|---|---|
| 音質(MOS値) | 4.4〜4.5 | 3.8〜4.0 |
| 遅延 | 約10〜20ms | 約50〜100ms |
| 切断率 | 0.01%以下 | 0.1〜0.3% |
| 安定性 | 専用網で安定(KDDI管理) | インターネット品質依存 |
✅ ポイント: auひかり電話はKDDIの専用網を通じて通信されるため、混雑の影響を受けにくく、音声の遅延やノイズがほとんどありません。 ビジネス用途にも十分耐えられる品質です。
口コミ・利用者の評判
- 「固定電話として使っても全く違和感がない」(福岡県・40代)
→ 以前のNTT加入電話と変わらない音質で、家族も違いに気づかないほど。 - 「ビデオ会議中の通話でもクリア」(東京都・30代)
→ 同時にネットを使っていても音が途切れない。 - 「FAXも問題なく送れる」(愛知県・50代)
→ アナログFAXでも利用可能で、仕事でも支障なし。
⚠ 注意: FAXを利用する場合は「G3モード(標準)」に設定しましょう。 スーパーG3(高速通信)はデータ圧縮の関係で送信エラーになることがあります。
安定性を高めるポイント
- ホームゲートウェイを再起動する
→ 長期間使用していると内部キャッシュが溜まり、不安定になる場合があります。 - LANケーブルをカテゴリ6以上に変更
→ ノイズ干渉を減らし、通信ロスを防止。 - 無線LANと電話線を離して設置
→ 電波干渉を防ぐことで音質が安定。 - HGWのファームウェアを最新化
→ 自動更新をONにしておくと、不具合を防げます。
✅ ポイント: auひかり電話は、通信経路が「宅内配線+KDDI網」で完結しているため、安定性が非常に高いです。 ルーター周辺の環境を整えることで、よりクリアな通話を維持できます。
ビジネス用途でも安心できる品質
中小企業や在宅ワーカーの間では、「固定番号を使える安心感」と「音声のクリアさ」からauひかり電話を業務用に利用するケースも増えています。 発信元番号を固定にできるため、営業電話・顧客対応にも信頼感を与えられます。
- クリアな音質で通話トラブルが少ない
- 録音・転送などオプションで業務効率化
- FAXや複合機との連携も可能
⚠ 注意: IP電話は停電時に使えないため、緊急連絡手段としてスマホやモバイル回線を併用しておくのがおすすめです。
他社サービスとの品質比較
| サービス名 | 音質評価 | 特徴 |
|---|---|---|
| auひかり電話 | ★★★★★ | KDDI専用網で安定・ノイズ少 |
| ドコモ光電話 | ★★★★☆ | 品質良好だが混雑時に遅延あり |
| ソフトバンク光電話 | ★★★☆☆ | 音質は標準的、契約エリアにより差 |
| フレッツひかり電話 | ★★★★☆ | 安定性は高いが通話料や工事費が高め |
✅ まとめ: auひかり電話は、通信品質・音質ともに国内トップクラス。 ビジネス・家庭問わず、ストレスのない通話環境を実現できます。 次章では、トラブル事例やよくある質問とその解決方法を紹介します。
第9章:トラブル・よくある質問と対処法



便利そうなんだけど、実際に使ってる人の中には「音が出ない」とか「つながらない」って声もあるみたい。何かトラブルが起きた時に、自分でも対処できるの?



もちろん!auひかり電話のトラブルの多くは、ホームゲートウェイの設定や接続環境に関係しているんだ。 ここではよくある事例と、その解決方法をまとめておくね。
① 通話ができない・音が出ない
- 原因: ホームゲートウェイと電話機の接続不良、または設定未完了。
- 対処法:
- 電話機を「TEL1」ポートに差し直す
- HGWの「TEL」ランプが点灯しているか確認
- 発信音が聞こえない場合はHGWを再起動
✅ ポイント: ランプが点かない場合は「回線開通前」か「HGW設定未完了」の可能性が高いです。 開通予定日を過ぎている場合はKDDIサポート(0120-22-0077)に連絡しましょう。
② 相手の声が途切れる・ノイズが入る
- 原因: 無線LANや電子レンジなどの電波干渉。
- 対処法:
- HGWと電話機の距離を離す
- 電話線を延長コードや電源コードと束ねない
- LANケーブルをカテゴリ6以上のものに交換
⚠ 注意: 無線LANのルーターをHGWの近くに置くと干渉することがあります。 HGWとWi-Fiルーターの間は最低でも30cm以上離すのが理想です。
③ 発信できるが着信できない
- 原因: 電話機の着信設定がオフ、または番号通知設定が影響している場合。
- 対処法:
- 電話機側で「着信拒否設定」が有効になっていないか確認
- 番号非通知からの着信を拒否していないか確認
- HGWの「TEL」ランプが正常点灯しているか確認
✅ ポイント: 着信トラブルの多くは「電話機本体の設定」に起因します。 一度工場出荷時リセットをして、再設定することで解決することが多いです。
④ FAXが送れない・受信できない
- 原因: FAX機の通信モード設定が「スーパーG3」になっている。
- 対処法:
- 通信モードを「G3(標準)」に変更
- 通信速度を14,400bps以下に設定
- 再送を試す(3回程度で安定する場合あり)
⚠ 注意: auひかり電話はアナログ信号をデジタル変換して送信します。 高速モードのFAX通信ではデータ誤差が生じるため、標準モードに変更して利用しましょう。
⑤ 電話番号が変わってしまった
- 原因: NTT番号ポータビリティ手続きをせずに乗り換えた。
- 対処法:
- 契約時に「番号継続希望」を選択したか確認
- すでに新番号が発行されている場合は変更不可
- 次回引越し時はポータビリティ希望を忘れずに
✅ ポイント: 番号を維持したい場合は、申込時点で番号継続を指定するのが唯一の方法。 後から申請することはできないので注意しましょう。
⑥ 停電時に使えない
原因: ホームゲートウェイが電源供給を必要とするため。 auひかり電話はIP方式なので、停電時には通話ができません。
対処法: ・スマホやモバイル回線をバックアップ手段として用意しておく ・UPS(無停電電源装置)を使用することで短時間の通話を維持可能
⚠ 注意: 110番や119番などの緊急通報も使えなくなるため、災害時対策としてモバイル通信を併用しておきましょう。
⑦ HGWのランプがずっと点滅している
- 原因: 回線工事の途中、または自動更新中。
- 対処法:
- 数分〜30分待っても改善しない場合は再起動
- それでも改善しない場合はサポートへ連絡
- ランプが赤点灯の場合は機器の故障の可能性あり
✅ まとめ: auひかり電話で起きる多くのトラブルは、接続確認・再起動・設定リセットで解決できます。 それでも改善しない場合は、KDDIの「電話サービス専用窓口」に相談するのが最も確実です。
| サポート窓口 | 連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| auひかり電話サポート | 0120-22-0077 | 9:00〜20:00(年中無休) |
| 機器トラブル(HGW関連) | 0077-7084 | 24時間対応 |
次章では、auひかり電話の総まとめとして「どんな人におすすめか」を整理します。
第10章:まとめ|auひかり電話サービスはどんな人におすすめ?



ここまで見てきたけど、auひかり電話ってかなりしっかりしてるね。結局のところ、どんな人に向いてるサービスなの?



そうだね。ひかり電話は単なる「オプション」っていうより、通信をまとめて効率化できる重要なサービスなんだ。 最後に「おすすめな人のタイプ」や「選ぶべき理由」を整理しておこう。
こんな人におすすめ
- 今の固定電話番号をそのまま使いたい人
→ 番号ポータビリティに対応しており、引き継ぎがスムーズ。 - 家庭でもビジネスでも安定した通話品質を求める人
→ 専用網を利用しており、ノイズや遅延が少ない。 - FAXや留守番電話などの機能を使いたい人
→ オプションが豊富で柔軟にカスタマイズできる。 - スマホと通信費をまとめて節約したい人
→ auスマートバリューの条件にもなり、セット割が適用。 - 引っ越しや転勤が少なく、長期的に利用する人
→ 月額550円で固定番号を維持でき、コスパも抜群。
メリットまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通話品質 | KDDI専用網で高品質・遅延ほぼなし |
| 料金 | 基本料550円〜と安価、通話料も格安 |
| 機能 | 留守電・転送・迷惑電話ブロック対応 |
| 対応エリア | 全国対応(auひかり提供エリア内) |
| セット割 | auスマートバリューの対象、スマホ代も割引 |
| サポート | KDDI公式サポートが年中無休で対応 |
注意点まとめ
- 停電時は通話できない(HGWが電源依存のため)
- ポータビリティ申請を忘れると番号が変わる
- 引っ越し先がauひかりエリア外だと再契約が必要
- FAXは「G3モード」で使用(スーパーG3不可)
⚠ 注意: 停電時や災害時の緊急通報には対応していないため、スマホやモバイル通信をバックアップとして備えておくと安心です。
総評:コスパ・品質・利便性の3拍子そろった固定電話
auひかり電話は、月額550円という低コストながらも、品質・安定性・機能性のすべてが高水準。 個人利用はもちろん、在宅ワークや小規模オフィスでも十分対応できるレベルです。
- 月額550円で固定番号が使える
- 全国どこでも高品質通話が可能
- auスマートバリュー適用で通信費も節約
- 設定は簡単・トラブル時もサポート充実
✅ 結論: 「固定電話を残しつつ、通信費を抑えたい」「在宅ワークでも安定した通話を使いたい」 ──そんな人にとって、auひかり電話は最もバランスの取れた選択肢といえるでしょう。



読んでくれてありがとうございました。
今後もみなさまのお役に立てる記事を書いていきます。よろしくお願いします。










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